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電気代節約

【2022年版】新電力は安い?料金比較ランキング

2022年4月20日

新電力は安い?新電力の料金ランキング比較

電力自由化が行われたのは、2016年です。
すでに5年以上が経過したわけですが、電気代が安くなるとは聞いているものの、まだ具体的に理解していない方も少なくないでしょう。
とはいえ、更なる経費削減が急務となった昨今、本気で「新電力」への切り替えを検討すべき時が来ています。
ここでは、新電力の料金を比較し、本当に新電力は安いのか、切り替え先はどのように選ぶべきかを解説します。

 

 

新電力の料金比較ランキング【基本料金】

早速ですが、新電力会社の電気料金を安い順にランキング比較していきましょう。
最初は基本料金をベースに、契約容量30Aで比較します。

 

 

No.1 TOELL(トーエル)でんき

基本料金: 30Aあたり832.26円 

業界トップクラスの割引率を誇り、最大12%超の割引を受けられます。
店舗や事務所、工場などで最適なプランを選択することで、年間の電気料金を大幅に削減することも可能です。
また、途中解約しても解約金は0円なので、まず切り替えてみてから効果検証してもリスクがありません。
電力供給元はENEOS株式会社なので、品質も安定性も抜群です。
 

  

  

No.2 ENEOS(エネオス)でんき

 

基本料金 :30Aあたり858.00円

全国に発電所を持つ大手企業であり、電気事業においても20年以上の事績を誇ります。
安定供給が可能であり、環境負荷を減らしたエネルギーも積極的に活用しているため、社会的信頼度も高いのが魅力です。

 

 

 

No.3 Looop(ループ)でんき

 

基本料金: 0円 お支払いは使った分だけ、26.4円(税込)/kWh

2021年に四つ葉電力株式会社と新潟県民電力株式会社を完全子会社化して生まれたメガベンチャーです。
再生可能エネルギーを発電から供給までワンストップで手掛ける、世界的に新しい電力会社として設立しました。


基本料金、解約金ともに0円という魅力的な設定ですが、ランキング3位にしたのは使用電力量によっては逆に高くなるケースがあるためです。
ただ、企業においては、おおむね契約アンペア数も月の電気使用量も多くなるのが一般的なので、これまでの電気料金の内訳をきちんと確認してから選択すると良いでしょう。
(※2022年4月時点で一時新規契約停止中 再開は6月見込)

  

  

  

新電力の料金比較ランキング【セットプラン】

次に、セットプランによりトータルで割安になる新電力会社を比較してみましょう。
多くの場合、電気と組み合わせられるのはガスやインターネット、スマートフォンなどの利用料金です。
これら月のランキングコストを電力提供会社と結びつけることで、トータルで安いセット割引が実現します。

また、ポイントやマイルなどを付与するといった別の還元方法を用いることで、より節約効果を生み出す仕組みもあります。
ただし、一人暮らし層やファミリー層向けのプランのほうが圧倒的に多いため、中規模以上の企業の場合はあまり節約効果を感じられない場合があるのも事実です。
エリアによって優位が変わるため、ここでは関東と関西に分けて紹介します。

  

  

関東圏

まずは関東圏から見ていきましょう。

No.1 東京ガス(TOKYO GAS)

基本料金:年間52.200円 年間2.200kWh(30A)ご利用の場合
(2年間の合計金額には、基本料金、電力量料金、新規申込割(電気代基本料金3ヶ月無料)、ガス・電気セット割に加え、再生可能エネルギー発電促進賦課金を含みます。)

ガスと電気をセットにすることで割引されるプランを提供しています。
東京ガスは新電力の販売量第1位となっており、すでに契約件数も250万件を超えている大手です。
新規契約者は基本料金3ヶ月0円の特典などもあり、電気代でポイントが貯まるのも魅力でしょう。

 

 

No.2 CDエナジーダイレクト

 

 

基本料金 :30Aあたり802.98円

ガスと電気をセットで申し込むと割引になる特典があります。
毎月電気料金に応じてカテエネポイントが自動で貯まり、それを電気料金の支払いに充てることも可能です。
基本料金も30Aで802.98円と安いですが、基本的には一人暮らしやファミリー向けのプランとなっています。

 

   

No.3 auでんき

 

 

基本料金:0円 電気料金はそのまま、ポイント加算システム

auユーザーに限られますが、auの携帯電話や光回線を利用しているならメリットが大きいでしょう。
でんきMプランは東京電力とさほど料金差はありませんが、auの携帯電話などの利用料金に応じてPontaポイントが付与され、結果的には得になります。

 

  
   

関西圏

では次に関西圏を見ていきましょう。

No.1 関西電力

最低料金(最初の15kWhまで):341.01円

切り替えでQUOカード1,000円分のプレゼントを行っており、電気・ガスの解約手続きが不要なので切り替えもスムーズです。
2022年4月30日までに「なっトクプラン」に申し込むと、関電ガスの基本料金が2ヶ月分無料になります。

 

  

  

No.2 リミックスでんき

 

 

基本料金 :30Aあたり815.10円

東証二部上場の企業であり社会的信頼があります。
1,000件以上の大規模事業所へ供給実績もあり、関西電力と比較してすべてが1円程安く設定されているのが特徴です。
月々の電気代の2~5%還元がありますが、こちらは仮想通貨になっています。

 

  

  

No.3 シン・エナジー

 

 

最低料金:15kWhまで304.41円(税込)

3つのプランがあり、どれも関西電力と比べると安くなっています。
電気代の支払いでJALマイルが貯まり(電気料金200円ごとに1マイル)、JALカードで支払いをすればさらにマイルが貯まります。

 

 

 

新電力への切り替えポイント

経費が抑えられるならすぐにでも新電力へ切り替えたいところですが、あまりに新電力のブランドが多く、選びきれない経営者も少なくないでしょう。
それもそのはずで、2021年4月時点で新電力事業者の登録数は716社にも上りました。

2016年当初は全国で372社ほどだった市場にこれほど多くの新電力が生まれたわけですから、そのすべてを詳細まで理解するのは簡単ではありません。
ただし、何もしなければメリットは得られません。
解約金が発生しないなら利用者サイドにこれといったデメリットはないため、まずは気になる新電力会社を選び、検証に一歩踏み出すのが得策でしょう。
ここでは新電力への切り替えにおいて、共通のポイントをまとめます。

  

  

電力単価

電気代を安くするための行動ですから、電力単価は重要なチェックポイントです。
まずは「1kW何円か」を調べ、現在の電力単価と新電力とを比較してみましょう。
毎月の電気料請求書やユーザーページなどに記載されています。

次にセットプランを調べ、今の利用状況のまま得にスライドできそうな内容を探します。
前述した通り、多くの場合セットになるのがガスやインターネット、スマートフォンです。
現在利用しているそれらの会社が新電力に参入していないか逆引きし、そこから新電力への切り替えを検討するのも良い方法です。

 

 

周辺費用

周辺費用は事務手数料や契約手数料などです。
電気代だけ見て安いと感じても、契約手数料が高額だったり期間縛りがあったりするのは問題です。

特に手探りで新電力へ切り替える以上、途中解約に高額な違約金を請求されるような事態は避けなければなりません。
優良企業はこうした設定はなくしていますので、あらかじめ「やめる場合の費用」もチェックすることが重要です。

 

 

信頼性

実績のある会社が選ばれやすいのは、社会的信用があり、資金力があるためです。
新電力に切り替えたところで電力自体に変わりはありませんが、本当に安定供給ができるのか、カスタマーサポートなどフォローアップ体制があるかどうかは変わります。

また、ビジョンが明確で誠実な対応をしてくれる企業であっても、残念ながらどうしても経営が立ちいかなくなる事態はあります。
実際に、評価の高かった新電力のエルピオでんきは、2022年4月末をもって事業停止を発表しました。
志が高くても、やはり企業を支えるのは資金力です。
現代社会に電気は欠かせない重要なものですので、経営基盤と存続性に目を向けて選ぶことが大切です。

 

 

まとめ

新電力には多様な料金プランがあり、選び抜くのは簡単な作業ではありません。
ただし、何もしなければメリットを得ることはできませんし、企業にとって経費削減は目前に迫った大きな課題です。

また、切り替えを成功させるには、現在の電力使用状況を正しく把握することも必須です。
自社が今どのような状況かを調べ、オフィスビルの場合は電気代の仕組みも理解しましょう。
テナントビルの電気代の経費節減なら、ぜひこちら記事もご参照ください。

 

テナントビルの電気代を経費節減したいなら仕組みを理解しよう

 

また新電力への切り替えとともに、電気代を下げるIoTビルオートメーション・システムも導入すると、さらに電気代のコスト削減が可能です。
IoTビルオートメーション・システムは、人がいないときの無駄な換気をなくすことで電気料金を大幅にカットします、手頃な値段ですぐに導入することができ、最大50%の電気代削減という高い効果が実感できるシステムです。

 

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